自傷とて許されぬのは罰か。
2007年2月21日僕の左手首には4本の傷跡がある。
左手甲には無数に交差する傷跡がある。
何れも自分で過去に残した物。
最近頓に思う。
正統でない烙印以外の何物でもないと。
バイト時に時計を忘れると非常に落ち着かない。
時間が分からないからじゃない。
レジで釣銭渡す時に手首の傷が覗くからだ。
手甲は疲れるか、身体が火照るかすると薄っすら浮かんでくる程度だから
大して気にならないんだけど。
冬は乾燥するから
ガラスのコップに水を入れて部屋に置いていた。
春になって風の強い日に
カーテンに薙ぎ払われて割れてしまったそれを
何故だか僕は勉強机の1番下の引き出しに隠した。
どうしてだか人に見つかってはいけないと思ったらしい。
暫くして
何を思ったか透明のマニキュアを接着剤にして
ガラスのコップを修復しようとした。
そうしなければいけないから。
最後の1ピースを
くっ付けずにベッドの小さな引き出しにしまう。
鋭く薄く綺麗に割れたその美しさに負けたのだ。
所詮僕は物体の美しさに勝てない生物で。
来る日も襲う熱と脱力感から開放されたい一心で
手首に美しいものを醜い自分に突き立てる。
出来た傷に至高の芸術性を見出して制することは皆無。
刹那の幻だということに気づいていた。
救われやしないのに。
ただ、
傷を消したい等とは一切思わない自分が1番疎ましい。
左手甲には無数に交差する傷跡がある。
何れも自分で過去に残した物。
最近頓に思う。
正統でない烙印以外の何物でもないと。
バイト時に時計を忘れると非常に落ち着かない。
時間が分からないからじゃない。
レジで釣銭渡す時に手首の傷が覗くからだ。
手甲は疲れるか、身体が火照るかすると薄っすら浮かんでくる程度だから
大して気にならないんだけど。
冬は乾燥するから
ガラスのコップに水を入れて部屋に置いていた。
春になって風の強い日に
カーテンに薙ぎ払われて割れてしまったそれを
何故だか僕は勉強机の1番下の引き出しに隠した。
どうしてだか人に見つかってはいけないと思ったらしい。
暫くして
何を思ったか透明のマニキュアを接着剤にして
ガラスのコップを修復しようとした。
そうしなければいけないから。
最後の1ピースを
くっ付けずにベッドの小さな引き出しにしまう。
鋭く薄く綺麗に割れたその美しさに負けたのだ。
所詮僕は物体の美しさに勝てない生物で。
来る日も襲う熱と脱力感から開放されたい一心で
手首に美しいものを醜い自分に突き立てる。
出来た傷に至高の芸術性を見出して制することは皆無。
刹那の幻だということに気づいていた。
救われやしないのに。
ただ、
傷を消したい等とは一切思わない自分が1番疎ましい。
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